ミアシャイマー教授が「Judging Freedom」に出演

すべて

■イスラエルについて:

・イスラエルがパレスチナ人捕虜への残虐な性暴力が問題になっているが、それはイスラエル政府の評判を落とすことにはならない。多くのイスラエル人はそのような連中を支持している。国民までがそれほど堕落しているということ。

・イスラエルのは中東で唯一の民主国家で西欧的価値を共有している国と言われてきた。しかし2023年10月7日(今回の戦争の開始日)以降は全くの間違いだったことが明らかになった。まるでナチスドイツだ。イスラエルは相当病んでいる。それがドンドン明らかになり隠せなくなってきている。

・ロン・ダーマ―(元駐米イスラエル大使、今回の戦争時はイスラエル戦略大臣としてアメリカとの交渉窓口を務めた)が辞任したのは、表向きの理由とは別に、ネタニヤフ政権の内部の惨状に愛想を尽かしたからに違いない。彼はアメリカ生まれのアメリカ育ち。気質はアメリカ人だ。

・ネタニヤフにとって今回のチャンスはまさに奇貨。我々はジェノサイドと呼ぶが、彼は戦争と言い張っている。そして、彼やイスラエルロビーは不安定な立ち位置にいるトランプ大統領を上手く操っている。

・マーク・レビンがタッカー・カールソンを貶めて、彼のイスラエル批判の広まり弱めようとし、彼をアメリカの敵として描くことで必死に努力しているが、マーク・レビンは明らかにイスラエルロビーであり、MAGA第一人者として知られるタッカー・カールソンはびくともしないだろう。

□烏露戦争について:

・ロシアは長期戦に備えて戦死・戦傷者を減らす戦略にでている。ロシア国民にも西欧が実際の敵であることは知られているので、長期戦への不満は少ない。

・アメリカはもうタダで武器をあげてはいない。欧州が買ってウクライナに送っている。でも欧州にはもう金がない。ロシアの欧州資産に手をつけたがっているが、ベルギー、イタリア、フランス、ドイツも将来のロシアとの関係(少なくともエネルギーは依存している)を考えて二の足を踏んでいる。ウクライナにはもう「人」もいない。

タイトルとURLをコピーしました