ロシアの在EU資産(2500億ドル)を勝手に使おうという話があるが、これは単に「ロシアから賠償見合いのカネを分捕ろう」だけに留まらない。
多くのダークマネーは米ドルの形でタックスヘブンとかに隠匿されているだろうし、タックスヘブンとは言いながら事実上アメリカの監視下にある(スイスのプライベートバンクは既にアメリカに破壊された)。まあ、非西欧の金持ちに取っては、いつ言いがかりをつけられて没収されるか分からないというリスクが高まったと言える。
金(Gold)が高値になっているのもそれが原因の一つと思われるし、ドルからの逃避(金以外のどこに流れるのかはよくわからないが、ある程度の信用のある兌換通貨でも出てくればそっちに流れる。アメリカは断固阻止するでしょうけど)も加速しかねない。
今、デジタル通貨や何とかPayやらが流行っているが、ボタン1つで口座が止まる、財布が止まる。ポイントに目がくらむのが小市民だが、ほんの3年ほど前に、あのカナダでトルドー極左政権が反政府デモメンバーの銀行口座を凍結しようとしたことは記憶に新しい。

カナダ、緊急事態法発動へ デモ資金源の口座凍結可能に - 日本経済新聞
【ニューヨーク=白岩ひおな】カナダのトルドー首相は14日、トラック運転手らによるデモ隊の国境封鎖が物流の混乱につながっているとして、連邦政府の権限を一時的に拡大する緊急事態法を発動すると表明した。ワクチン接種義務など新型コロナウイルス対策へ...

EU、戦後ウクライナ支援にロシア凍結資産の活用方法検討へ
Andrew Gray - 欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は30日、凍結されたロシア資産を戦後のウクライナの防衛と復興に充てる方法...

